good luck have fun.

140文字に収まらないことや、140文字に収まることを書きます

はてなスターを残すべきか問題

ページの読み込みを遅くしているだけのような気がしてならない。

 

私は自分の住まいは Let It Be の精神に乗っ取っているが、ブログやデスクトップはできる限り小奇麗にしておきたいのだ。このような雑記ブログにそう訪問者が来るとも思えず、開設間もない今の段階で外しておくべきではないか。そう自問自答しながらも結論が出ない。

 

訪問者様にご意見を伺えるほどのアクセス数があればいいのだが、残念ながら現時点で本ブログのアクセスはbot様を除くとほぼ0である。よって私は私自身で結論を下さなければならない。

 

そこで、聞き手(残す派)の私と、受け手(消す派)の私で討論を行い、この深遠な問題にケリをつけたいと思う。

 

行ってみよう。

 

 

――はじめまして、残す派の私です。今回ははてなスター問題ということで、宜しくお願いします。

 

はじめまして、消す派の私です。宜しくお願いします。

 

――自分討論ということですが、いささか使い古された形式という感もありますが……。

 

そうですね。

でもやっぱり面白いと感じた手法は自分でもやってみたくなるじゃないですか。

 

――わかります。私はあなたであり、あなたは私ですから。

 

ツッコミたいけど元ネタがわかりません。

 

――私もそうです。なんとなく記憶に残っているフレーズを使いました。

 

本題に入りましょうか。

 

――お願いします。

 

いやー、はてなって全般的に重いじゃないですか。こう、少しでもサクッと表示させたいんですよ。

 

――確かに速いとは言えませんが、そこまで気になりますか?このブログは画像もほとんどありませんし。

 

私のブログでは気にならないんですけど、人気ブログとかを見に行くと明らかにスター表示で引っかかってる感があるんですよね。

 

――ここが、いつかそんな人気ブログになると?

 

いや、そんなことは全く思ってませんが。

 

――じゃあ残していいんじゃないですか。

 

なんというか、残すってことは、つまり誰かにスターを押してもらえる可能性を残しているような感じがあるのも気になるんですよ。

 

――承認欲求を認めたくない、と。

 

やっぱり誰かのために書くんじゃなくて、自分のために書くというスタンスは崩したくないんですよ。よくブログの一番の読者は自分と言いますけど、あれ本当ですね。私、エントリーをポストしたあとも10回以上読み返してる気がしますよ。ほんと何回読んでも面白いで

 

――単に、いつまでもスターが1つも押されなかったら自分の心が壊れるという豆腐メンタルのせいでは?

 

……。

 

――あのね、ブログってそんな甘いもんじゃないですよ?

 

知ってます、でもそんな厳しい現実なんて見たくないじゃないですか。

 

――そうやって嫌なことからは目をそらして逃げる、と。

 

いやちょっと説教はやめましょうよ。傷つくのはあなたも同じですよ? というか綾波ですか?

 

――失礼しました。意識はしてませんでしたが、綾波の影響は出ていたかもしれません。でも消すほどじゃないと思うんですけどね、ほんと。

 

アンダーマイニング効果なわけですよ。知ってますか?アンダーマイニング効果。

 

――いつまでたってもアンダーテール効果と言い間違えるやつですね。自発的にやっていたはずの行動が、いつのまにか報酬が目的となり、本来の自発的行動意欲が失われるという。

 

報酬可能性を残すのってどうなんですかね、これ結構罪が深いシステムな気がするんですけど。そもそも、私もいくつかはてなブログを読んでいますけど、本当にスターを付けたいようなエントリーって逆にスターを押しづらいんですよ。完璧で無駄のないエントリーが自分のつけたスターによって不純物が混ざってしまうような気がして。で、酔った勢いでスターをつけて翌朝自己嫌悪に陥るわけですよ。

 

――気にしすぎじゃないですかね。それがイヤならスターを消してるでしょう。きっと相手も悪い気はしてないと思いますよ。

 

ロジカルに考えるとそうなんですが……。でもメチャクチャ躊躇しますよ、今は誰かがスターを付けてるのを見てから押すようにしています。

 

――あなた馬鹿ですか。

 

はい。

 

――全般的に気にしすぎなんですよ。どうでもいいじゃないですか。めんどうくさい。

 

ストロング系飲料が入ったせいでなげやりになってきましたね。

 

――でもそれくらいがアベレージな感覚な気がしますよ。くだらないことをゴチャゴチャ考えてるヒマがあるなら例の順列都市も早く読んでほしいです。

 

いやあれは永遠の存在にしてこそ至高となるので……。

 

――それに、自身の立ち位置はローレンス・レッシング先生のCODEに基づくとも日ごろ言ってますよね。コードで許可されていることに躊躇するのってどうなんですか。

 

いや、それこそコードの功罪でして、スターというコード(システム)があるからこそ私のふるまいが左右されているわけじゃないですか。

 

――話が平行線で進む気配がありません。

 

そうでしょうね。私はあなたであり、あなたは私ですから。

 

――お互い好きですね、それ。

 

日常的によく使ってます。

 

――まぁ結論を急ぐ必要はないと思いますよ。どうせ当面は過疎ブログで間違いないですし、そもそも飽きて辞める可能性の方が遥かに高いです。せめて1年くらい続いてから改めて検討してみても遅くはないんじゃないですか?

 

たしかに放置の可能性は無視できない問題な気がしています。あと最後の言い回しが藤子・F・不二雄 SF短編集の「征地球論」っぽい雰囲気がありますね。

 

――100年後に改めて検討しましょうとか言えればいいのですが、残念ながら私たちの寿命はせいぜい70~80年ですから踏み込みきれませんでした。

 

SF短編集は、個人的には「ヒョンヒョロ」が大好きなんですよ。ラストシーンは本当にゾクリとしました。

 

――名作が多いですよね。今度また買って読んでみてはいかがですか。

 

集めるのが結構大変なんですが、ウィッシュリストには入れておきたいと思います。
で、スターですけど、とりあえずはこのまま放置しとくことにしますよ。

 

――そうでしょう。せっかくはてなが善意で用意しているシステムですし、意図的に消すこともないですよ。

 

明らかにストロング系飲料のせいで「考えるのがめんどうくさい」の気持ちが押し勝った感はありますが、一旦はスター問題は忘れることにします。
あとこのエントリーなんですけど、ポストしていいんですかね。

 

――というと?

 

ここまで一発書きで来まして、読み返すと個人的には割と面白いんですけど、これ他人が見たらめっちゃサブいやつじゃないですか。

 

――ブログの一番の読者は自分だってさきほど言われてましたよね?

 

はい。

 

――自分が面白ければいいじゃないですか。

 

まぁ、……はい、そうですね、ちょっと考えます。

 

――煮え切らないなぁ。

 

ありがとうございました。

 

――ありがとうございました。