good luck have fun.

140文字に収まらないことや、140文字に収まることを書きます

ディアブロ3という沼

Switch版のディアブロ3をプレイしている。

 

会社と就寝時以外はだいたいディアブロ3だ。

 

ここ数年でもっとも夢中になって遊んでいるゲームと言っていい。

 

なので、何か書きたい、せっかくなので拙いながらもレビューや感想などを残したいと思い、初めてのブログまで作った。そして頭ではあれこれと考えてみるが、さっぱりまとまらない、どうしても書けないのだ。

 

理由は大変シンプルだ。吐くまでプレイしてしまう。

 

吐くまで、はいささか大げさだったかもしれない。風評被害を与えてしまいかねない表現だった、誠に申し訳無い。事実を正しく書くならば、とりあえず1時間くらい遊ぶかと手をつけたハズが、気づけば時計の短針が1周していることも珍しくなく、食事の時間を惜しみ、トイレも我慢し、精神と肉体の限界が来るまでアイテムを掘り続けることが辞められない、という塩梅だ。

 

ディアブロシリーズはよく時間泥棒と表現され、ネットでもそんな記事やレビューは多いように思う。そのような一節を目にした時、単にちょっとしたネタで書いてるだけだと受け取る人もいるかもしれないが、

 

ネタではない。あれらは間違いなくドキュメンタリーである。

 

我々はブリザードに、かけがえのない時間を、そして人生を奪われ続けている。しかも虚ろな目で口から涎を垂らしながら、だ。泥棒だとか奪うだとか、どうも不穏な言葉ばかりが出てくるが、これはカリオストロの城のようなものだと捉えてほしい。つまりブリザードがルパンで、我々がクラリスだ。とっても素敵な関係ではないだろうか。

 

そんなかけがえのない二人の物語を、できる限り丁寧に美しく書き記したい、というのが本来の趣旨である。

 

しかし、長時間のプレイを終えた時には疲労困ぱいで、ただテレビの前でゲームをしていただけにも関わらず、私のリアルステータスのデバフ表示欄は肩こり、腱鞘炎、眼精疲労、腰痛、意識混濁などでカンストしている。

 

そんな、人間とそうでないものの境界線にいるような何か、になっている状態でポジティブなレビューや感想を書くのは難しい。タクティクスオウガをプレイしたことがある人は、白ランスロットさんの最も印象深いシーンの様相を思い浮かべてみてほしい。つまりは、そういうことだ。それでもなんとか、枯れた身体に鞭を打ち、気力を振り絞ってこのゲーム、いやゲームなのだろうか、を一言で表現すると、<自主規制>となる。

 

初版ではそのまま書いていたのだが、グーグル神から激しい怒りが発せられていることに耐え兼ね、私は体制に屈することにした。そもそも、一ヶ月が経過して読み直してみると、自分が読んでも気分が悪くなることに気が付いた。見様見真似で慣れない言葉を使うとろくなことにならない。

 

まとめに入ろう。

 

虚ろな瞳、デバフ生成装置、境界線上のナニカ、<自主規制>、そんなキーワードで表現されるゲームを一言で伝える方法を我々は知っている。

 

神ゲー

 

そう、こんなさりげない言葉こそがよく似合う。我々はいつも難しく考えすぎて、遠回りしてしまうのだ。世界ナンバーワンゲームメーカー(個人の感想です)が提供する体験はいつだって最高である。