good luck have fun.

140文字に収まらないことや、140文字に収まることを書きます

年始に『ぼっち・ざ・ろっく』のアニメを観た。バンド漫画は大好きなので本作も原作から追っていて、一巻を読んだときにこれはアニメ化間違いないなとも思っていた。でもこういうバンド漫画のアニメ化って音楽どうすんだよ問題がどうしても付いて回って、そこの工夫にちょっと不安があったんだけど、工夫というかもうド真ん中ストレートで小細工なしで勝負してきたのがすげぇカッコよくて、観ているうちに涙すら流れた。一つ一つの楽曲の完成度が高くて、それで完全に劇中の結束バンドとしての音楽になっていて、十年ぶりくらいに円盤のCDを買ってしまったくらいに撃ち抜かれた。

 

そんで本作と関わりの深い、というか原作者が大好きってだけな気もするけど、アジカンを久しぶりに聴いている。当時はナンバガとかくるりとかアジカン、あとサンボマスター、海外だとウィーザーあたりもメガネロックという括りに入っていたようなそうでもないような記憶があるのだけど、今ググってみたらメガネロックなんてキーワードは全くヒットしなかったので、ごく狭い身内だけで使っていたカテゴリータグだったのかもしれないと知った今は2023年の未来です。でも当時は、メガネをかけた冴えない風貌の奴ら(多分本人たちもそんなに否定しない)がロックをやってるのがカッコいいって風潮は間違いなくあったと思うのだ。

 

私は主にくるりを聴いていたので、アジカンのアルバムは崩壊アンプリファー(2002年)、君繋ファイブエム(2003年)、ソルファ(2004年)くらいしか持っていなくて、それ以降の曲はほとんど知らない。そんなアジカンにわかの私が改めて復習している中で、ぼっち・ざ・アニメの中でも特に印象深いシーンで流れる『転がる岩、君に朝が降る(2008年)』は本当にいい曲だなと思った。

 

何を間違った それさえもわからないんだ

ローリング ローリング

初めから持ってないのに胸が痛んだ

 

こんな言葉が書けたら、歌えたら。

すげーなぁ。

 

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