good luck have fun.

140文字に収まらないことや、140文字に収まることを書きます

今日こそ、雑に興味を持っていた映画でも観るかと思っていたのだが、結局一日中、本や漫画を読んで過ごす結果となった。
いつものことである。

 

やはり私は映像コンテンツに苦手意識がある。
以前も書いたが、その原因にもおおよそ見当がついている。
映像コンテンツは、たとえば映画なら二時間から二時間半程度は確実に拘束されるのがキツイのだ。
『映画大好きポンポさん』にもこういうセリフがあったが、まったくその通りであると思う。

 

真面目な話、2時間以上の集中を観客に求めるのは現代の娯楽としてやさしくないわ

 

本であれば、少し読んでちょっと退屈だなと思えばそこで一旦休んでもいいし、別の本を読み始めてもいい。なんなら数冊程度は並行して読んでいることの方が多いくらいだ。
本という情報媒体は時間当たりの進捗速度を読者に一任しているので、そういうことができるし、やることに何の心理的抵抗も生まれない。

 

一方、映画、いや必ずしも映画ではなくドラマやアニメの場合もあるが、まぁ映画としておこう。映画は時間と空間の総合芸術と呼ばれているくらいなので、やはり制作側が意図した時間枠で視聴するのが筋だろう。(最近は1.5倍速や2倍速で映画を観る層も増えているようだが、まぁあれは鑑賞ではなく消費目的なので)
数時間単位という固定枠を取られること、複数作品の並行視聴が困難であること。
この二点を突破するのが非常に厳しい。

 

こう感じるのは私だけではなく、ごく一般的な話なのだと思う。
YouTubeやTikTokがこれほど大きなメディアになったのは、誰もが発信者側になれるからだけではない。発信者自身が同時に消費者/視聴者目線で考えて、一つの動画に集中できるのなんて数十秒から十分程度がせいぜいだよねという前提に立って動画を作っているからだ。
極めてユーザー目線、理想的なカスタマーインのスタイルである。

 

もっとも、そのあたりの動画投稿サイトを見るくらいならば、それこそ本でも読んでた方がずっと面白いし遥かに役に立つ情報が手に入る。
そしてそもそも、私は映像媒体を十分見ているのもストレスを感じる。
なので結局私は本を開くこととなるわけだが。

 

ちなみに今日観たかったのはこれ。

 

https://www.amazon.co.jp/dp/B07RDGRVBM
世界で一番ゴッホを描いた男

 

うーん、やっぱり面白そうだな。
観るかぁ。