三話まで見た。
なんやろね、これ。
面白いというか… すごい目を惹きつけられる。
意識が丸ごと引きずり込まれるって方が近いかもしれない。
この感覚は久しぶりやわ。
というか、これすごい好きやわ。めっちゃ好きやわ。
なんで今まで見てなかったんだ……?
黒いカラスを抱いた少女が空から落ちてくるカットから始まるのよね。
物語の始まりは絶対そうやんな、少女が落ちてきたら始まるよな、そらそうやねん。
んで、落ちた先には背中に灰色の羽を持つ少年少女が住む灰羽連盟って場所があって。
みんな頭の上に天使みたいな輪っかが乗ってて、そんでここに来る以前の記憶はない、と。
こんなんもう、死後の世界としか思われへんやん。
明らかにそうやん。
物語が立ってる地盤が不穏すぎて、見てる側としてはずっと微妙に緊張感があるんやけど、なんかみんなすごい幸せそうなのが、もうほんとにね、すごい。
大人同士の世知辛いネゴシエーションとか、そういうのは今のとこ全くの無縁で、ほんと見てて嬉しくなる。
いや灰羽の大人が見当たらへん点とかはさ、なんかこれ大丈夫なんかなとか思ったりするけど、でもこれは流石にわかりやすいバッドエンドみたいな、そういう不幸になる話じゃないよね?そんなもんのために作られた世界じゃないよね、これ。
あとあれやねんな。
エンディングがさぁ、主人公の少女が水中でくるくると回るカットなんよ。これはもう名作率100%の法則やからね。
エンディングテーマの Blue Flow って曲もこれがまぁ美しくて、幻想的で、Fly Me To The Moon に負けず劣らずの作品にピッタリの曲で。
すっげぇいい。