good luck have fun.

140文字に収まらないことや、140文字に収まることを書きます

アップデート

iTunesを終了するとPCのディスクトレイが自動的に開いてしまう。数か月前、もしかしたら半年以上前から発生している症状で、割と困っている。検索してみたところによると、比較的多くの環境で発生しているようだ。対処方法が見つからず、仕方がないのでiTunesを終了しないという前向きなソリューションでやりくりしていた。

 

今朝、iTunesのアップデート通知がポップアップしたので最新バージョンをインストールしてみた。どうなるだろうか。正直な所、だいたい予想はついたので、あまり期待もせずに起動し、そしてすぐに終了させる。ディスクトレイは開かなかった、直ったのだ。本来これは喜ぶべき状態のはずだが、何故だか私はそれをとても寂しいことのように感じた。利用者の意図に沿わない動作であっても、それが長く続くと勝手に愛着のようなものを覚えてしまうらしい。不思議なものだ。

 

日曜の朝一から沈み込んでいるのはよろしくない。何か気分の上向く曲はないかと探してみる。GOING STEADYの童貞ソー・ヤング。若い頃によく聴いた、青春パンクと呼ばれる曲の一つだ、きっとこのあたりが答えに違いない。しかしイントロの時点で選曲をまちがえたことを理解した。形の異なる哀愁が襲ってきて耐えられない、メッセージ性が強すぎる。

 

つまり歌詞の意味がわかる曲にするからダメなのだ、こういう時は洋楽に限る。Aphex Twinの4。あぁ、これは悪くない、エレクトロニカはとても安らぐ。だいぶ近づいてきた。ならばと思い、UnderworldのBorn Slippyにつなぐ。Everything Everythingに収録されているライブバージョンだ。無機質なループ構造と四つ打ちのビッグビート以上に力があるものを私は知らない。ワカマツが云う、いわゆる "モノとして触れられるような音" という感じがする。

 

7分36秒の演奏が終わり、Rezが流れ始めて、私はとても落ち着いていた。さて、今日は何をしよう。